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あれ2とは?

それはずばり"文の構造を把握する力"です。

英語の文はロシアのマトリョーシカという人形にとてもよく似ています。

人形の中にまた人形があり、その中にまた人形・・・入り子構造といいますね。
英語の文も同じです。 文の中に文がありそのまた中に文がある。
それが分かるか?できれば一瞬で。

勿論日本語も同じ人間の使う言語ですから同様の構造はあります。 ところが、日本語には「~は」「~が」「~を」といった助詞があるので日本人は意識せずとも文の構造がつかめるのに対し、
英語にはその「助詞」がないので、日本人は慣れないうちは文の構造をつかむのに大変苦労するのです。
では一体どう勉強していったらよいのかということですが
こんな風に考えてみることをお勧めします。(ここから先は高校生対象の説明)


主語(名詞)をS、動詞をV、目的語(名詞)をOとします。
主語は「~は(が)」、動詞は「~する」、目的語は「~を」と訳します。
こんな文があったとしましょう。

(名詞+動詞+名詞+動詞+名詞+動詞+名詞・・・と解釈してもいいです)

SとVが二個ずつ、Oが一個・・・ 一体なにがどうなってるんだかさっぱりわかりません。

そこでそれぞれのSVOに番号をつけてみます。
(今説明のための便宜上番号をつけるのであって、試験中番号をつけろというわけではありませんのであしからず)

まだよくわかりませんね。
そもそもなんでOの番号が3なのか? O1とO2はないんかーい!
ではこれならどうでしょうか?

おお、S3+V3+O3の塊自体がO2だったのか。
更にはS2+V2+O2の塊がO1だったなんて・・・

それぞれの塊の前には接続詞thatが隠されている。
別に意地悪してるんじゃなく、英米人は言わなくてもわかるから省略するのです。
接続詞thatは文を塊にしてくれる大変便利な風呂敷みたいな言葉なのです。
なので最終的にこんなイメージとなる

接続詞のthatは「~ということを」と訳すので
結局上の文は
「『S3がO3をV3する』ということをS2がV2する」ということをS1はV1する
となり、もうちょっと日本語として滑らかにすれば

S1は、「S2が『S3はO3をV3する』ということをV2する」とV1する
と訳すのです。
ではこの構造をできるだけ素早く把握する力はどうやったら身についてゆくのでしょうか?
実はそれが五十嵐メソッドなのです。
五十嵐メソッドに行く前にくどいようですが、もういっちょういってみましょう。
こんなのどうでしょう。
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